塩筑医師会について

会長あいさつ

塩筑医師会は塩尻市と東筑摩郡の医師で構成されていますが、地域によって医療資源に差があり、地理的にも分散しているので協力し合うのも大変です。それぞれの状況に応じて、各行政と協力しながら健診、予防接種、学校医、産業医等に支障がないようにしなければなりません。地域包括ケアシステムに関しても進捗状況は様々ですが、可能な限り住み慣れた地域で豊かに老いることができるように、医療と介護が連携し、地域の包括的な支援サービス体制を推進しています。

この地域に合った医療提供体制を構築するために、各医療機関の役割と連携について地域医療構想調整会議で検討しています。また当医療圏は医師偏在指標では医師多数区域に入りますが、少数スポットもあって充分とはいえず、医師確保計画を推進していく必要があります。それと関連して医師の働き方改革への対応も考えなければなりません。さらに外来機能報告によって明確化された紹介受診重点医療機関とかかりつけ医機能を担う医療機関との連携を図ることも大切です。

日々の初期救急に対応するとともに、必要ならばスムーズに2次救急に繋げるようにしています。松本広域圏救急・災害医療協議会のメンバーとして、メディカルコントロール委員会に積極的に参加して検証症例を共有し、消防・救急病院と連携して、終末期患者の救急処置をどうするかも含めて、地域の救急医療に貢献しています。また地震・台風等の自然災害や新興感染症に対しても新型コロナウイルス感染症の教訓を踏まえ事前に準備をしておかなければなりません。

会長 宮原 秀仁

医師会のあゆみ

一般社団法人 塩筑医師会は塩尻市と東筑摩郡麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村の1市5村の医師により構成される医師会です。
明治期の東筑摩郡内に組織されていた医会を源として明治40年8月13日『東筑摩郡医師会』として設立され、昭和22年11月1日に社団法人となり平成19年には創立100周年を迎えました。

発足当初は東筑摩郡下37村の医師により構成されていましたが、昭和、平成の市町村大合併を経て1市5村となり、松本市、安曇野市を取り囲む形で中信地区の西南北地域をカバーしています。
また、会の名称も昭和34年の塩尻市制の発足に伴ない『東筑摩医師会』に改称、昭和43年には『塩筑医師会』と改称し現在に至っています。現在、会員医療機関数45、会員87名(令和5年4月1日現在)で組織され、医学の研鑽を積みながら、地域医療・産業医療を担い、公衆衛生の向上を図り、社会福祉の増進に努めております。

入会のご案内

本会は医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、社会福祉を増進することを目的として、これらを達成するために次の事業を行っております。

入会については医師会事務局へお問い合わせください。

0263-32-6739

受付時間 9:00〜17:00
(土・日・祝祭日除く)